2020/6/28 ルカ5:12~16 ライ病人のきよめ

・全身のライ病人
 主イエスがある町にいたときに、全身病人の人が、イエスの前にひれ伏して「聖め」を求めます。ライ病とは旧約聖書ではツァラットと呼ばれ、病気であるだけではなく、宗教的な汚れとされ、人との接触を禁じられ、さらにユダヤ人社会から排斥されていました。
 全身らい病人は自分の汚れを認識していましたが、あえてイエスを神からの救い主と信じて、ひれ伏してきよめられることを求めたのです。

・ライ病人のきよめ
 主イエスは、自分の汚れをさらけ出して求めるらい病人の信仰に動かされて「手を伸ばして触り」「私の心だ。きよくなれ。」と語り、聖め癒やされました。

・私たちのきよめ
 この全身らい病人の場合は、ただ肉体の病気のきよめと癒やしにとどまりましたが、主イエスがこの出来事を通して、私たちに示そうとしているのは、罪のきよめです。罪は隠れており、私たちは自分の心の罪に気が付きません。そのままではただ滅ぶだけです。
 そこで主イエスが願っておられることは、私たちもまた全身らい病人のように心が罪に汚れていることに気がつくことです。そうして主イエスの前に「砕かれた、悔いた心」によって「きよめ」を求めることです。

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