2018/2/18 使徒の働き2:37~~47 心を一つにして



・心を刺され
「人々はこれを聞いて心を刺され」とあります。福音のことばで人は、初めて神の子キリストを知ることができます。また福音は人間の中心にある「心を刺」し通して、自分の罪と悲惨さを自覚させます。聖霊が福音と共に心に働くからです。

・悔い改めとバプテスマ
「悔い改めなさい」とは心を砕き変えること、自己中心からキリスト中心に向けることです。「バプテスマを受けなさい」とは洗礼のことですが、それは単なる儀式ではなく、公の信仰告白であり、心と生活の転換の決意です。これによって古い人は新しい人として神の国の交わりに入ることができます。その人々の心の基本姿勢はキリスト信仰と共に、異質な他者を受ける心です。

・心を一つにして
使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈り…」とあります。昨日まで敵であった者たちが加わったのですが、彼らの交わりは他者を排除しない交わりでした。「昨日の敵は今日の友」です。

 彼らは信仰の心も一つでしたが、  「心を一つにして」とあるとおり志においても一つとされ「喜びと真心」に溢れた集団でした。この姿こそ古い裁きあいの集団とはまったく別個の集団、キリストによる新約の群れでした。

2018/2/11 使徒の働き2:22~36 あなたがたが十字架に



・神があなたがたに
 ペテロは集まってきた群衆に説教を続けています。その内容は、ナザレ人イエスこそ、神があなたがたのために与えたキリストであるということです。その証拠として地上の公生涯において「力あるわざと、不思議なわざと、あかしの奇跡を行われ」たということでした。そのイエスは結局は、十字架につけて殺されます。

・復活による証拠
しかし神は、この方を死の苦しみから解き放って、よみがえらせました」とあります。死者の中からの復活を通して、神はさらに強力なイエスこそ神の子キリストであるという証拠を示します。ペテロはまた、詩篇16篇によって、復活の預言を示して、「イエスこそキリスト」の証明を補強しています。

・あなたがたが十字架に
 最後に「イエスを、あなたがたは十字架につけたのです」とユダヤ人の群衆に言葉を向けます。神は与えられたのに、あなたがたは退け、十字架につけたと、彼らの罪の深刻さを顕わにしています。
 私たちは、「あなたがた」とはただユダヤ人だけに限定してしまいがちです。しかしそれはすべての人がそうであり、現代の私たちもそれに当てはまることを覚えなければなりません。つまり私たちもかのユダヤ人たちと同じように、神に反逆するエゴと罪を持っているからです。

2018/2/4 使徒の働き2:14~21  ヨエルの預言から



・「ヨエルの預言」から
 聖霊降臨の物音で集まってきた人々に対して、使徒たちと共に立ったペテロは第一回目の説教をします。彼はヨエルの預言を引用して、彼らに起こった出来事を説き明かします。それは時代の意味、教会の意味を鮮明に示すものでした。

・「終わりの日に」
 ヨエルの預言は「終わりの日」「主の日」の出来事について示しています。それは旧約の時代が終わったのちに到来するもので、最後の審判間近の時です。この時に起こる現象が「わたしの霊をすべての人に注ぐ」でした。旧約時代には限定的に預言者らに注がれた神の霊が、すべての民に注がれるということです。
・「主の名を呼ぶ者は…」
 「主の名を呼ぶ者は、みな救われる」とあります。「主の名」とは、主なる神ご自身の事で、さらに啓示を通して明らかにされた所の神ということです。イエスは人となった神で、父の神をそのまま啓示された方です。彼の名こそが「主の名」です。

・教会と宣教
 聖霊降臨に始まる時代は教会の時代といってよく、教会において礼拝が献げられ、教会を起点に宣教がなされるのです。その内容は「イエスこそ神の子キリスト」です。そのようにして、最後の審判から救われる唯一の道を示すのです。