2018/2/4 使徒の働き2:14~21  ヨエルの預言から



・「ヨエルの預言」から
 聖霊降臨の物音で集まってきた人々に対して、使徒たちと共に立ったペテロは第一回目の説教をします。彼はヨエルの預言を引用して、彼らに起こった出来事を説き明かします。それは時代の意味、教会の意味を鮮明に示すものでした。

・「終わりの日に」
 ヨエルの預言は「終わりの日」「主の日」の出来事について示しています。それは旧約の時代が終わったのちに到来するもので、最後の審判間近の時です。この時に起こる現象が「わたしの霊をすべての人に注ぐ」でした。旧約時代には限定的に預言者らに注がれた神の霊が、すべての民に注がれるということです。
・「主の名を呼ぶ者は…」
 「主の名を呼ぶ者は、みな救われる」とあります。「主の名」とは、主なる神ご自身の事で、さらに啓示を通して明らかにされた所の神ということです。イエスは人となった神で、父の神をそのまま啓示された方です。彼の名こそが「主の名」です。

・教会と宣教
 聖霊降臨に始まる時代は教会の時代といってよく、教会において礼拝が献げられ、教会を起点に宣教がなされるのです。その内容は「イエスこそ神の子キリスト」です。そのようにして、最後の審判から救われる唯一の道を示すのです。