2019/6/5 出エジプト7:1~7 十の災い


・モーセとパロ
 神はモーセを神の代理人、アロンを預言者としてエジプトの王パロと対決させます。また神ご自身が「パロの心をかたくなにし」て、そのかたくななな対決姿勢の中で、神の不思議としるしを際だたせることを予告します。世界一の権力者との真っ正面の対決を通して、主なる神ご自身を全世界に現すためでした。

・十の災い
 神がエジプトに対して行う「しるしと不思議」とは、十の災いでした。①ナイルが血に。かえる。ぶよ。④ア。⑤家畜の疫病。腫物。.⑧イナゴ。暗やみ。⑩初子を打つ。それぞれを通して、厳しくエジプトとパロに害を与えました。それはエジプトの神々と世界観に対する裁きでもありました。このようにして、神はエジプトと全世界に対して、主なる神こそが唯一の神、審判者であることを明らかにしました。

・ 闇のなかの光
 この時、神の民はエジプトの民と区別されました。たとえばエジプト全土が暗やみの覆われた時、「イスラエル人の住む所には光があった」とあります。裁きの中でも神の恵みは御民から取り去れることなく、特別に扱われたのです。
 今日でも、異なった意味で御民には区別された領域があり、どのような時にもそこだけは神の恵みの光に満ちているのです。それはイエス・キリストの御元です。黙示3:20