2017/1/29 ピリピ2:25~30 エパフロデト



・エパフロデト…謙遜な人
 パウロはエパフロデトをピリピ教会に派遣することを伝えています。彼は、もともと、ピリピ教会の信徒で、ピリピ教会の献金をたずさえてパウロの元に来ていました。しばらくパウロの下に滞在し、伝道活動を協力し、パウロの「兄弟、同労者、戦友」と呼ばれています。彼は謙遜な人で、自分の病気がピリピ教会に伝わったことで、心配をかけていることをたいへん気にしていました。

・神のあわれみの体現者
 彼は「死ぬほどの病気にかかりました」が、神のあわれみによって癒されるという体験をしました。それはパウロにとっては慰めの体験となっていました。彼は神のあわれみの生き証人となったのです。それはまたピリピの人々にとっては、喜びとなることを、パウロは確信していました。

福音のため生命を捨てる程の人
キリストの仕事のためにいのちの危険を冒して死ぬほどになった」とあります。福音宣教のために死を覚悟して奉仕したことを示しています。エパフロデトは、謙遜さといい、献身姿勢といい、すべてキリストの心構えをもった人であったのです。
 「尊敬を払いなさい」とありますが、このような人こそ教会を建て上げ、コイノニアに喜びと生命を注ぐ器だからです。現代の教会も、このような器によって建て上げられていくのです。