2017・2・12 創世記28:10~22 ベテルでの夢



・ベテルでの夢
 ヤコブはエサウから逃れて、故郷を後に、カランの方面に向かいました。しかしカランは荒野の遙か彼方の町でした。彼は寂しさと不安な面持ちで「ある所」で夜をむかえることになりました。
 「彼はその所の石の一つを取り」枕にして眠ったときに、夢を見ました。「一つのはしごが地に向けて立てられている。その頂は天に届き、見よ、神の使いたちが、そのはしごを上り下りしている」夢でした。

・神との出会いと約束
 さらに「主が彼のかたわらに立って」とあります。 神が夢の中でヤコブと出会って下ったのです。そしてアブラハム、イサクに与えた契約を彼自身にも与えたのです。個人的に神との出会いを体験することは、大切なことで、ヤコブはひとりの信仰者として目覚めることになりました。
また神は「わたしはあなたとともにあり」「あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう」「決してあなたを捨てない」との約束を与えます。

・闇の中の光
 ヤコブは、朝、目覚めたときに、枕にしていた石を立てて神の記念とし、その場所をベテルと命名しました。その時には、不安も消え、彼の未来に一条の光が差し込んできたのでした。ヤコブの体験は、私たちに参考となる大切な信仰体験です。