2015/4/19 ゼカリヤ8章 残りの民の幸い



・神のねたむほどの愛
 ゼカリヤ書では「神のねたみ」が1つのテーマになっています。かつて偶像崇拝に向かい裏切った民から離れ、彼らを激しい怒りによって滅亡させ、バビロン捕囚の憂き目にあわせました。
 しかし今の時代、お取り扱いが変わり民の中に臨在し、民を祝福し増やす約束をされます。

・残りの民の幸い
 「残りの民」とは試練の中で、生き残った民のことを意味します。先にはBC722年のアッシリアの侵入、BC587年の国の滅亡とバビロン捕囚、そして今はバビロンから帰還した民が「残りの民」です。彼らは反逆した父祖たちとは異なり、神の熱い愛の中におかれているのです。神は彼らに対して「平安の種が蒔かれ、ぶどうの木は実を結び、地は産物を出し、天は露を降らす」と約束されるのです。

恐れるな 勇気を出せ
 さらに「恐れるな。勇気を出せ」と励ましています。一度、冷えた信仰をもう一度、喚起させることは難しいことです。しかし神のみことばの招きに、くり返しチャレンジして行くことが、神の民には要求されるのです。またその新たに呼び起こされた信仰は、神の目に尊いものとみなされるのです。