2015/3/8 ゼカリヤ書1:7~17 教会を愛する神 …ミルトスの庭で



・預言者ゼカリヤ
 ゼカリヤは、BC500年頃の預言者で、バビロンから帰還した旧約の民に対して、神殿建設の預言を与えました。彼の預言は、時代を超えて現代の教会に対しても、強烈な神の愛の預言となっています。

・ミルトスの庭で
 ゼカリヤは1つの幻を示されます。それは谷底にあるミルトスの庭でした。そこは神の地上における作戦基地で、御心がそこで啓示され、御使いによって実行されます。そこには赤い馬に乗った御使いと他の諸々の「赤や栗毛や白い馬」がいました。彼らは歴史の背後で、神の民のために働く御使いたちでした。また御使いは神に神殿再建の執り成しをしています。

・ねたむほど激しく愛し
 「わたしは、エルサレムとシオンを、ねたむほど激しく愛した。」とは主の言葉です。「ねたむ愛」とは、出エジプト以来、民に対する神の愛についての表現です。ちょうど夫婦関係のように、愛の契約の相手に対する独占的で熱心な愛を意味します。
 当時の民は、無力感と深い絶望感の中にありましたが、この預言の言葉に呼応しました。王と祭司、その他大勢の信仰者たちが、志を持ち、神殿再建に立ち上がったのです。

・教会を愛する神
 ゼカリヤの預言は、現代の教会にも向けられた言葉です。私たちはゼカリヤと同じように、ミレトスの庭に導かれ、神のことばを心に響かせるべきです。