2013/4/7 ヨハネ福音書1:1~2  初めにことばが

・啓示
  私たちは人間は限りある存在であり、自分の力では真理を見いだすことはできません。そこで神様は、ご自分の方から真理を示されました。これを啓示といいます。聖書の言葉はその啓示であり、私たちはこれによって真理、つまり神の世界を知ることができます。

 ・初めにことばがあった
  「初め」とは時間的に絶対的初めということであり、またおよそ存在するものの根源という意味があります。古今東西、人間は「初めに」何があったか、真理は何であるかを探求しました。しかし聖書はそれはことばと啓示します。ことばとは神のことばであり、神によって絶えず生み出される人格ある存在です。

 ・ことばは神と共に
  「ともにあった」とは母と赤ちゃんが共にいるように、互いに「向かい合って」いるという状態です。ことばhaたえず神から本質、性質、その他すべてを受け取っている状態を示します。それは永遠の愛の交わりであり、尽きることがない生命の交わりです。 また「ことばは神」とありますが、この神の一切を受け、神である方だけが父の神を完全に示し、その愛の現れとなりうるのです。

・交わりへの招き
 やがてことばは私たちに与えられるのですが、それは1ヨハネ1:3に示されている目的のためです。つまり「…あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの交わりです」。