2013/4/14 ヨハネ1:3~5 光は闇の中で輝く

・すべてはこの方による
  「すべてのものは、この方によって造られた」とあります。宇宙も地上のすべても、この方によって創造されているので、「この方」の良さを反映し、「この方」によって調和をもって存在しています。  またすべての人間も「この方」によります。ユダヤ人も、ギリシャ人も日本人も、古代人も現代人も等しく「この方」によるということです。人間も「この方」よって調和と平安を持った生活が可能となります。

 ・この方にいのちがあった
  「この方にいのちがあった」とあります。これは「神のいのち」であり、地上のいのちとは次元が異なる「永遠のいのち」です。地上のいのち(プシュケー)はやがて廃れ、滅びますが、「神のいのち」(ゾエー)は決して滅びることなく、絶えず再生し、新しい生命です。
  「このいのちは人の光であった」とあります。人間は神のかたちに似せて創造された特別の存在であり、人間のみ、「神のいのち」に照らされて、神を知り、救いの道を知り、さらに再生され、新しくされる必要があるということです。

 ・光は闇の中で輝く
  「闇」とは、堕落以降、人間の世界を支配している罪と死の世界です。その力は強大です。しかし「光は闇の中で輝き」ます。それは、永遠の空間だけではなく、私たちの毎日の生活においても同じです。そこで私たちは「ことば」を心に刻んで、私たちの光とし、どのような中でも、その光に照らされて、困難を乗り切り、再生され、新しくされていくのです。