2012/9/2 イザヤ7:1~14 インマヌエル

・動揺と恐れ
  南ユダのアハズ王と民は、敵のアラム軍が北イスラエルに駐屯しているという情報を聞き、非常に動揺しました。彼らは主なる神ではなく、目に見える偶像や大国を頼りにしていたのです。目に見える物を頼る人々は、危機に際して、動揺しうろたえるのです。

 ・神の臨在と救いの勧め
 神は、そのような王と民に対して語ります。「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません」「心を弱らせてはなりません」4。また「あなたが信じなければ、長くたつことはできない。」
 神は、どのような時にも、民と共にあり救うことができる方です。目先の危機にうろたえることなく、信仰を保つべきなのです。




 ・処女懐胎の印
  さらに主なる神は、アハズ王に神臨在の印を求めるように促します。アハズ王はそれを拒みましたが、神はイザヤを通して処女懐胎の印を預言します。この預言は、約730年後にマリヤによって成就します。
  処女懐胎の印を通して、神は御民と共に存在すること、しかも無限の力と愛とをもって、どのような危機からでも救ってくださることを示しています。
・インマヌエル 
 「その名をインマヌエルと名づける」とあります。意味は「神は私たちとともにおられる」です。そのなのとおり、神は21世紀の私たちとも共におられて、どのような危機からも救ってくださるのです。私たちは信じて、心の静かさを持つことによって、現代に神を証するのです。