2010/5/30 1ヨハネ5:14 お母さんの祈りは聞かれた


■神に対する確信としての祈り
 私たちは神を信じています。その具体的な姿は「神はその願いを聞いてくださる」という確信に基づいた信仰生活によって現されます。次に祈りの確信によって歩んだ人の証を紹介します。
 **** ***
Nさんは12才の長女、9才と8才の男の子を持つお母さんでした。よく証し祈る方でした。男の子が買い物の帰り道に50円玉を落としたことがありました。Nさんはその子とともに祈り、暗くなるまで探し続けてついに見つけたことがありました。

■それから数年後、Nさんは顎下に悪性黒色腫の癌ができました。それが他の部分にも転移して闘病生活が始まります。初めて入院したときに、「これから神によって派遣されて伝道旅行に行く」という思いが与えられていました。そのように入院生活の間に同室の人々など16人の魂が救いに導かれました。

■しかしこの間、Nさんの気がかりは子供たちのことでした。特に長女のムちゃんのことでした。ムちゃんは自分がお母さんのようになって弟たちの面倒を見ないといけないと思い。気負いとプレッシャーでかえって家事が嫌いになり、皆と衝突するばかりだったからです。お母さんは祈りました。

■2年半の闘病後、お母さんは息を引き取りました。ムちゃんは「お母さんは天国に行ったのだ」と確信してはいても、お母さんの病気の苦しみや自分の身勝手さを思いおこしては心の傷になっていました。

■けれども数年後、お母さんと同じようにして祈りながら過去を振り返ったとき、お母さんのすべての祈りは今も働き、その通りに聞かれているのだと気がつきました。多くの人が救われたこともそうですが、その他に、兄弟が仲良くなり、さらにムちゃんもが家事が大好きになっていることなどもです。

0 件のコメント: