2023/1/1 詩篇84:1~12 千日にまさる一日

 ・主の大庭を慕う
 詩人は主なる神の住まいである神殿を慕い、その大庭を「恋い慕う」と告白しています。そこは神の臨在の場であるからです。また「生ける神に喜びの歌」とあります。神のうちにこそ喜びがあり、永遠の生命が宿っているからです。
 「雀さえも、住み家」「つばめも…祭壇」とありますが、生きとし生けるものは、すべて神のもとでのみ安らぎと生命を育みます。

・心の中にシオンへの大路
「なんと幸い…の心の中にシオンへの大路のある人」とは、第1に巡礼者たちのことを意味しますが、さらに霊的には、しっかりと神礼拝に心を向ける信仰者のことです。彼らこそ、誰よりも勝って「幸い」な人々です。彼らのことを神ご自身も覚えておられて「涙の谷を…泉のわく所」とし、ついにはご自身の御元にまで安全に導かれるからです。

・千日にまさる一日
「あなたの大庭にいる一日は千日にまさり」と神礼拝の素晴らしさと貴重さを告白しています。「千日」とは「世の楽しみの千日」ということです。そこが世である限り、いかに楽しく、貴重のようでも、廃れ、過ぎ去る千日です。しかし神との一日は永遠の時と価値があります。
 元旦の朝、共に神の御元に礼拝する幸いと、その永遠の価値をおぼえましょう。

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