2022/09/04 ルカ福音書22:54~62 ペテロの否認

・ペテロの否認
 役人たちは主イエスを捕縛した後に、大祭司の家に連れ行きました。ペテロは遠く離れて後をついていき、人々の中に紛れて、焚き火の周りに腰を下ろしていました。
 すると女中がペテロを見つけて「この人も、イエスといっしょにいました」 と証言します。それに対してペテロは打ち消して言います。「…私はあの人を知りません。」女中さんだから、軽く言い逃れできると考えたのです。

・ 二、三回目の否認と鶏鳴
 しばらくしてほかの男が「あなたも、彼らの仲間だ」と語った時、ペテロは、なかば本気に「「いや、違います」と自分とイエスの関わりを否定します。三人目が来て、より断定的に語ります。「確かにこの人も彼といっしょだった。この人もガリラヤ人だから。」それに対してペテロは「あなたの言うことは私にはわかりません」と徹底して、自分とイエスの関わりを否認するのです。

・罪認識と真の救い
「彼がまだ言い終えないうちに、鶏が鳴いた」とあります。それと同時に、ペテロは主イエスの予告を思い出して、明確に自分の肉の弱さと罪深さを認識しました。「外に出て、激しく泣いた」とは、その現れでした。しかし彼は、その体験を通して、自分の贖い主としてのキリストを明確に知ることになったのです。
 「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。 」 Ⅰヨハネ4:10
 

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