2019/10/6 出エジプト記35:4~19 心から進んで


・幕屋と奉納物
 シナイ山のふもとで、モーセは神臨在と礼拝の場所である幕屋を作ります。その材料は、どれも高価で貴重なものでした。「金、銀、青銅」青色、紫色、緋色の撚り糸、亜麻布、やぎの毛、赤くなめした雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材 」とあります。幕屋はテント式神殿でしたから、それにふさわしい品々がひつようとされました。またこれらの奉納物は「あなた方は」とあるように、神の民自身が捧げるものでなければなりませんでした。

・心から進んで
 さらに奉納物について「すべて、心から進んでささげる者」とあります。聖霊に動かされて献身する姿であり、自分から進んでなそうとする自発心が見られます。神の幕屋は、いつの場合でも、心からの献身と奉納物によって建てられるのです。他に「心に知恵のある者」「感動した者」ということばがあります。この人たちも聖霊によって知恵と感動と志を与えられた人々です。

・現代の教会
 この出エジプト記の幕屋建設の姿勢は、それ以降の旧約の民、また現代の教会にも通じるものです。私たちの教会には、会堂があり、そこで礼拝をはじめとして様々な活動がなされています。これは聖霊が導いてくださったものですが、なお、聖霊の導きと祝福をいただくためには、奉仕と捧げものにおいて「心から進んで」という志と献身が必要です。