2019/10/13 出エジプト40章 ご臨在と栄光の場


・幕屋と主の栄光
 シナイ山のふもとで、神様はモーセに幕屋を作ることを命じられました。それは移動式神殿であり、そこを神の臨在の場所とするためでした。シナイ山に下った神が、今度は、そのようにして民の只中に臨在されたことになります。旧約の民にとって、そこが礼拝の場所でした。

・主の栄光
 すべて、主なる神の命令通りに幕屋を完成させたとき「雲は会見の天幕をおおい、主の栄光が幕屋に満ちた」とあります。「雲」は、神の臨在の証として目に見える形で現れたのです。「満ちた」とは、しっかりと神がそこに宿り、神のご性質である聖さ、力、恵みが、現れ出たことを示す描写です。
 このように神が民の中に臨在することで、民は荒野の40年を安全に宿営し、また行進することができたのです。ソロモンによるエルサレム神殿建設は、これを引き継いだものです。

・さらなるご臨在と栄光の場
 しかしながら、旧約幕屋は、初めから仮の神殿で模型です。本体は、キリストによってもたらされました。さらには、キリスト信仰者の集団である教会が、真の神殿とされています。「教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところ」エペソ1:23とあるとおりです。それを肉の目ではなく、信仰の目で知り、キリスト教会をたて上げていく必要があります。