2019/9/22 敬老の招待礼拝 信仰による歩み ヘブル11:1~6


・「信仰がなくては」
 「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません」とあります。信仰とは目に見えないものを認める手段であり、同時に心の真実さです。神様は、信仰によって、ご自身の存在を認め、信仰によって、ご自身が報いてくださる神であるとして、近づく者をよろこんでくださるのです。それは若い時でも、年老いてからも、同じく、神に喜ばれる心であり、生きる姿勢です。

・信仰による歩み
 ヘブル人11章では7節以降に旧約聖書に出てくる神に喜ばれた人々を紹介しています。彼らの共通点は、神とその約束を信じ切って歩んだということでした。それは新約時代と今の時代でも同じです。私たちの多くの先輩たちは、信仰による鮮明な足跡を残しています。それは若い時だけではなく、年老いてなお、弱ることがない信仰でした。

・さらなる信仰
 信仰による歩みは、地上のことだけではありませんでした。「さらにすぐれた故郷、すなわち天の故郷にあこがれていた 」とあります。私が若いときに出会った老婦人も、そのような信仰を持った1人でした。彼女は神学生の私のところに近づいてきて、一言、証ししてくれました。「主よ、はしためのときはいつですか」と私は、いつも神様にお祈りしているのですよ。」と。不思議に、その見知らぬ婦人の言葉は、私の心に刻まれて、いまでも明瞭に思い起こすことができるのです。