2019/9/8 出エジプト28章 アロンの胸当て


・大祭司職
 モーセは神によって幕屋建設を示され、さらにそこで仕える大祭司職にアロンを任命するように命令を受けました。幕屋の材料はすべて天の栄光を現すようなものでした。それは幕屋に神が臨在されることの象徴でした。大祭司も神と民の仲介者として仕える働きのため、その装束は幕屋と同じ天の栄光を現す材料が用いられました。

・アロンの胸当て
 大祭司は贖いと執り成しの職務を持ちました。執り成しの職務を象徴するものはエポデとそれに取り付ける肩当てと胸当てでした。特に胸当てには4列にイスラエル12部族を宝石が貼り付けられていました。アロンは12部族のすべてを等しく「胸の上に載せ、絶えず主の前の記念」としました。

・真の大祭司キリスト
 この大祭司アロンの職務は、キリストのひな形です。その職務は、旧約の時代に目に見える形で示され、新約の時代に霊として成就しました。キリストこそが真の贖いであり、彼は天の幕屋仕えて、直接に父の神の前に私たちのために執り成しをしておられます。
 「わたしの目にはあなたがは高価で尊い」(イザヤ43:4)とありますが、それは現代の民である私たちひとりひとりのことです。ヘブル人の手紙に「大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」4:16 と勧められています。私たちは、どのような時にも、よりすぐれた霊の幕屋、天の幕屋に進み行く幸いを享受するようにしましょう。