2019/6/30 出エジプト14:1~14 海のなかの小道


・海辺で
 イスラエルの民は、雲の柱・火の柱に導かれて荒野の道に向かいました。しかし進んだと思ったら、引き返すように命じられ、ついに海辺の袋小路に宿営することになりました。この有様を見たパロは、再び心をかたくなにして、エジプトの全戦車部隊を率いて追撃してきました。

・恐れず、黙って
 イスラエルの民は、エジプト軍を見た時に「非情に恐れて、主に向かって叫んだ」とあります。またモーセに対してはつぶやきと非難の言葉を浴びせました。幾多の御業を見た後も、彼らの不信仰体質は変わっていませんでした。
 「恐れてはならない…あなたがたは黙っていなければならない」とモーセは語り、これから起こる神の救いをしっかりと見て、心に刻むように命令しました。

・海のなかの小道
 神の命令により、モーセが杖を海に差しのばしたとき、神の救いが現れました。強い東風が吹き、海は右と左に壁のようになって退き、海の真中にかわいた地が現れました。民はその所を進んだのでした。まさしく神の救いの道でした。エジプト軍は追撃してきましたが、その時には海が元に戻り、敵は海のなかに沈んだのです。
 この出来事は、み民の心と歴史に刻まれることになりました。現代の私たちも、この出来事を心に刻むべきです。その時、今の時代でも神の救いが見事に起こるからです。