2017/3/12 創世記41:1~16、38~41 パロの夢



み言葉がなるまで
 ヨセフはエジプトに奴隷として売られてから、色々な苦難をなめました。挙げ句の果ては、投獄されるという憂き目に遭っています。しかしどのような苦難の中でも「主がヨセフとともにおられたため、支えられました。そして預言の「ことばがその通りになる時まで」信仰の訓練を受けることになり、その苦難の中で霊的能力、忍耐と希望、様々なスキルも身につけるようになりました。詩篇105:19「主のことばは彼をためした」とあるとおりです。

・パロの夢
 「パロは夢を見た 」とあります。ナイルから上ってきた牛また麦の穂についての夢でした。それは主なる神からの夢であったので、エジプト王パロは、その意味を説き明かすことを切望しました。しかしエジプトの呪法師も知者も誰も解き明かすことができませんでした。そこでヨセフが牢獄から呼びだされて見事に解き明かします。しかも夢が告げる危機に対して、適切な対策を進言します。
 
・ヨセフの昇進
 ヨセフは解き明かす際に、「わたしではなく、神が…」と地上の帝国においても神の主権と摂理が働くことを明快に示しています。彼の態度は、信仰深く、謙遜で、英知に満ちていました。彼は苦難の中で、あらゆる点で、著しい成長を遂げていたのです。王と側近たちはヨセフが告げる危機と対策を受け入れ、さらに彼をエジプトの宰相に抜擢したのです。すべて神の摂理でした。