2016/12/18 イザヤ7:14 処女降誕の預言



・しるしを求めよ
 イザヤ7章はBC8世紀末の南ユダのことが記されています。当時の王と民衆は、隣国の侵略に慌てふためき「林の木々が風で揺らぐように動揺し」恐れていました。そこで預言者イザヤは王アハズに対して、神が共にいて助けてくださるのだから、その「しるしを求めよ」と語ります。王アハズは、不信仰から求めることはしませんでした。しかし、神が提示する「しるし」は是非求めるべきで、それによって信仰を深めるべきです。

・処女降誕の預言/しるし
処女がみごもっている」と神から一つのしるしが与えられることが預言されています。いわゆる処女降誕のしるしです。これは神の奇跡としての出来事です。人間の力と知恵を遙かに超えています。私たちは、この「しるし」に注目し、それが自分のために与えられたものとして、意味を探ろうとするとき、聖霊は、私たちの心を開いて、神の臨在と救いを明らかにします。

・インマヌエル
男の子を産み、その名を『インマヌエル』…」とあります。「男の子」は、旧約聖書において、大きな主題とされています。アブラハムの子孫、ダビデの子孫として誕生し、彼は、死と罪と世のあらゆる支配から、神の民を救う方とされています。「インマヌエル」とは「神は私たちと共におられる」という意味で、名は体を表しています。