2016/9/11 ピリピ1:8~11 愛と 義の実に



・キリストの愛の心で
 使徒パウロは教会をキリストの愛の心で慕い、一人一人の成長のために切に祈っています。かつて彼は強硬にキリストに敵対し、教会の迫害者でしたが、キリストとの出会いを通して、180度価値観と人生観を転換しました。その結果、今は教会を愛する人となり、神のために多くの実をならせていました。

・愛が豊かに
 パウロが教会の人々のために願っていたことは「あなたがたの愛が真の知識と識別力によって…豊かに」なることでした。キリスト者にとって愛は第1の徳であり、コイノニアの結合力かつ生命となります。生来の人間には愛はないので、神との交わりの中で教えられ、また自分でも気づきながら自らのうちに養っていかなければならないのです。

・「キリストの日」と義の実に
 「キリストの日」とは、再臨のことです。教会は、この地上に存在しますが、その時を目ざして、活動する集団です。つまり、この時「純真で非難されるところがなく、イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされる」ことを目指して励むのです。
 私たち自身には、不可能のように思われることでも、ただキリストに信頼して信仰に励むときに、誰もがみな、それぞれに相応しい義の実を持つのです。