2014/12/28 詩篇66編 豊かな所へ



・賛美を栄光に
 私たちは、この地上で神をたたえ、神の栄光を現すために救われ、また召されています。この年の終わりにおいて、神の恵みを告白し、心から神を賛美したいと思います。

・神のみわざを見よ
 神は、それだけでも賛美されるに値する方ですが、その御業を1つ1つ思い起こすときに、賛美の根拠が明瞭になり、「恐れ」と「感動」を持って賛美せざるを得ないのです。
 かつて旧約の民は、出エジプトの出来事をくり返し想起しました。それは神の臨在と御業が顕著に現れた時代でした。初めに海の水が分けられ、最後に川の水が分けられました。水は困難を象徴しますが、神がそれらを見事に乗り越えさせてくださったのです。

・銀を精錬するように
 しかし、困難もありました。そのことはすぐに神の恵みの業とは受け取られない面がありました。しかし、よく心の中で思い返したときに、その試練にも意味があったことが明瞭になりました。すなわち「銀を精錬するように、私たちを練り」聖めて神の民として整えるためだったということです。

・豊かな所へ
 さらにまたその試練を通して「あなたは豊かな所へ私たちを連れ出された」のです。
 私たちも一年を振り返り、よかったことは素直に感謝し、試練のことも神の御心を覚えて、さらに感謝しましょう。そして、新しい年は、さらに神の恵みと豊かさが満ちる年となることを信じ、期待しましょう。