2014/12/14 イザヤ9:1~7 大きな光



・大きな光
 預言者イザヤは闇のような時代に生きていましたが、将来、神によって「大きな光」が与えられる預言をしました。それは救いであり、喜びと楽しみの源になる神の子キリストの到来を意味しました。

・「ひとりのみどりご」
 「ひとりのみどりごが、私たちのために生れる」とあります。旧約聖書には、アブラハム契約、ダビデ契約というものがあります。いずれもひとりの男の子の誕生によって諸国民に救いがもたらされるという約束です。旧約聖書の世界はこの「男の子」を中心に展開しており、新約聖書は彼の到来を証言しています。

・4つの光
不思議な助言者、力ある神、永遠

の父、平和の君」とは「みどりご」が持つ主権です。 「不思議な助言者」とは私たちのそばでいて癒やしと慰めと指針を示す方ということです。「力ある神」とは、私たちと共にあって一切の敵を粉砕する全能者ということです。死の力さえも粉砕するのです。「永遠の父」とは、いつどのようなときにも父親として子どもを養い育て、また受容する存在です。「平和の君」とは、心と生活に平安をもたらし、繁栄と幸いを実現する支配者ということです。

・信仰の目で
 「みどりご」はただ見ただけならば、無力でちっぽけなな存在にしか見えません。しかし信仰の目で見るときに、4つの主権が1つになった大きな光を認め、私たちのものとすることができるのです。