2014/9/14敬老の招待礼拝 Ⅱコリント4:16~18 日々 新たに



「外なる人は衰え」
 「外なる人」とは、アダム由来の古い人と言うことです。神の形に似せて創造されましたが、その本質は土から造られた存在で、「衰える」ものです。私たちは年齢を重ねていくとき、「外なる人は衰える」ことを実感します。足腰の衰え、記憶力の衰えなど、あげたら切りがありません。

・「内なる人は日々新たに」
 「内なる人」とは、私たちの心の内に信仰によって誕生した「人」です。それは「新しい人」でキリストに似ており、神の力と恵みによって生かされる存在です。また「外なる人」とは異なり、「日々新たに」されていくという性質を持ちます。

・重い永遠の栄光
 「内なる人が新たに」される機縁は、「外なる人」が衰える(=患難)を経験するときです。そこに、神が働いてくださるのです。「忍耐を生み出し…品性を生み出し…希望を生み出す」ということと同じ働きです。そのようにして、ついには「重い永遠の栄光」に至らせます。

見えないものに目を留める
 私たちは目に見える「外なる人」に囚われ,一喜一憂の毎日を過ごします。しかし「目に見えない」内なる人の世界に、心の目を留めるとき、外の囚われから解放され、永遠の喜びと勇気を持つことができるのです。