2012/2/12 創世記1:26~27,3:6 神のかたち・人間

・神のかたちに創造
 創世記1:27にあるとおり「人間は神のかたちにつくられ」ました。神のかたちとは人格を持つ存在と言うことです。人間は人格を持つことで、神と交わり、人間どうしてでも愛によって交わりを保つのです。  さらに神のかたちである人間は尊厳を持ち、そのことが道徳の根源となります。十戒にしるされている「殺してはならない・・・」はこの啓示によります。
 
・神に対して堕落して死んだ
  「神のかたち」であることは、神の御言葉と霊によって保たれていました。ところがその断絶が生じます。神ではないものの言葉に惑わされて堕落するのです。  堕落の結果、罪と死が全人類に及びます。そして自分の力や知恵では立ち返ることができない状態になりました。  さらに堕落は深刻で根深く、「神のように」という傲慢、また神に対する反逆心が宿るようになります。

 ・新生による霊的生命(神のかたち)の回復
  「聖霊による新生を通じてのみ救いと霊的生命を与えられる」とあります。つまりイエス・キリストを信じるときに、人は聖霊によって新生すると言うことです。この時に、人は再び神の言葉と霊的生命の中で神のかたちを回復することになります。むしろ神の子キリストに似たものとされるので、初めのかたち以上の回復となります。もはや罪も死も、新しい生命を破壊することはできません。