2012/1/15 ローマ12:1 心の一新

・世と調子を合わせない
私たちの体質には、肉の力、自我の力、「この世」の力が大きく作用しているために、改心してからも、それらと調子を合わせて生活してしまいがちです。  しかし心の芯にキリストを迎え入れた者たちは、「この世」の流れに流されたままではいけません。

・心の一新  
「心の一新」とは、基本的な思いと判断を全く変えると言うことです。つまり世的で肉的なことに向けていた思いを神に向けると言うことです。ベクトルという言葉が用いられることがありますが、思いの方向と力を最大限に神に向けるということです。この姿勢から様々な考え方や生活の変化が起こります。

・自分を変える
 かつて私たちは自分で自分を変えることはできない惨めな存在でした。しかし今は、神の恵みの力の中に生かされています。そこで自分で自分を変えるということが促されています。  ちょうど蝶やトンボがサナギから成虫に変身するように、私たちも「心を尽くし、思いを尽くして」自分を変えていくのです。

・御心を知る  
私たちが神に対して心をしっかりと向けたときに、神はさらに具体的な御心を示して下さいます。それは神に喜ばれる完全な道です。私たちはその御心に従って、私たち自身の内と周囲に神の国を到来させるのです。