2011/7/10 ローマ7:1~6 古い文字と新しい御霊

・古い文字(律法)からの解放
 律法は文字として与えられ、人間の外から完全な業を要求し、冷たく命令し、裁くだけです。そこには生命も救いもありません。人は律法の下では、ただ自分に絶望するだけで、何の良い実も獲得できません。
 しかし、キリスト者はキリストとともに死んだ事により、古い律法と文字の束縛から解放されています。ちょうど律法の下で夫が死んだ場合と同様です。夫が死ねば妻は夫についての律法規定から解放されます。

・新しい御霊
 今、私たちは新しい御霊に仕える者とされています。「新しい」とは「古い」と対比されており、また天に由来すると言うことです。「古い文字」に対して全く新しい原理、新しい力、新しい生命に満ちていることを示します。
 また「新しい御霊」は神の第三格です。父の神、子の神の霊であり、両方の神から流れ出るもう一人の神です。そして父の愛、子の救いと恵みを100パーセント、私たちに注ぐのです。

・新しい御霊に仕える
 新しい御霊の中におかれてい私たちには、新しい生活スタイルが要請されます。新しいぶどう酒に新しい皮袋ということです。新しいぶどう酒とは御霊のことで、新しい皮袋とは待望と自由の姿勢です。そして父の愛、子の贖い、そして御霊の内住を信じることです。
 私たちは業や感情に左右されやすい存在ですが、それらに惑わされることなく、どのような時にも信じ続けることが大切です。その時に、御霊に仕える者として相応しい実を宿す人、御霊の業に満ちた人に変えられていきます。

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