2011/2/6  ローマ4:17~25  望みを抱く信仰

・聖書の神観
 アブラハムは自分の神を「天と地とを造られた方、いと高き神」と証ししていました。全知全能の唯一神ということです。その神観を基本として「(彼の神は)死者を生かし、無いものをあるもののようにお呼びになる方」という信仰も示されました。それは死者を復活させる神ということです。

・アブラハムの「望みを抱く信仰」
 アブラハムが抱いた神観は、神御自身からの啓示によりました。彼はその神観を知っているだけではなく、生涯における色々な試練を通して、自分自身の生きた信仰としました。「望み得ないときに望みを抱いて信じ」とあります。自分の考えでは絶望的と思われる状況の中で、神をのみ信じて希望を抱いたということです。その背後には復活信仰があり、具体的試練の中で復活信仰は生きた信仰となったのです。

・私たちの「望みを抱く信仰」
 私たちもまた、アブラハムと同じ復活信仰が示されています。彼よりも明瞭にイエス・キリストの復活を示されています。この神観は、私たちの生涯の歩みの中で、より具体的で生きた信仰とされるのです。
 私たちの試練の中で絶望してしまいそうなときがあります。その時、私たちが復活信仰に立つことです。つまり、イエスを復活させた神は、私をも試練からも脱出させてくださるのだと信じて、希望を持つことです。

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