2022/2/6 ルカ福音書17:1~4 つまずきと赦し

 ・つまずき
 世において「つまずきが起こるのは避けられ」ません。しかしキリストにある兄弟に対して「つまずきを起こさせる者は、忌まわしいもの」と厳しく戒められています。特に「小さい者たち」をつまずかせる者は「石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがまし」と、特に厳しく戒めています。教会の交わりのメンバーは誰であれ、キリストによって贖われた「高価で尊い」存在なのです。

・罪の赦し
 「兄弟が罪を犯したなら、彼を戒めなさい」とあります。世は罪に満ちているので、キリスト者であっても罪に陥ることがあります。その際に、見てみぬふりをするのではなく「戒める」という態度が真実な愛だということです。それによって「悔い改めた」なら、それによって兄弟はキリストの贖いを体験して、回復する機会となるからです。
 また「一日に七度…赦してやりなさい」とは徹底した赦しの姿勢を示しています。そのようにして罪による被害者も教会も「赦し」という態度を通して、具体的な形で自分が受けたキリストの赦しを証しします。

・神の教会
 使徒20:28に「神(キリスト)がご自身の血をもって買い取られた神の教会」とあります。私たちの教会は単なる世のサークルとは異なり、神の愛と生命が宿る交わりです。そこで、私たちは罪に対しては厳しく、赦しの愛に関しては徹底して、教会の交わりを形成していくように召されているのです。

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