2020/11/15 ルカ福音書8:22~25 湖上の嵐とイエス

 ・湖の向こう岸へ
 主イエスは弟子たちに「さあ、湖の向こう岸へ渡ろう」と旅の目的地を示されました。一行は舟で漕ぎ出しましたが、イエスご自身は舟の中で眠ってしまいました。それは神の子であり、同時に人の子としての姿でした。

・湖上の嵐とイエス
「ところが突風が湖に吹きおろして来たので、弟子たちは水をかぶって危険になった」とあります。この時弟子たちは、慌てふためいてイエスに助けを求めました。主イエスが眠った状態では何の権威も力もないと目先で判断したのです。
「イエスは、起き上がって、風と荒波とをしかりつけられた。すると風も波も治まり、なぎになった」とあります。主イエスの神の子としての権威を示し、自然の力と諸々の権威に優る力をしめされたのです。更に弟子たちの不信仰をもたしなめておられます。

・「いったいこの方は…?」
 弟子たちはイエスの力と権威を目の当たりにして「いったいこの方はどういう方なのだろう」と驚きを顕にしております。それまでも彼らなりに信仰を持っていましたが、主イエスは彼らの信仰以上のお方であることを目の当たりにし、神の子としての信仰を深めることになったのです。その霊的体験は後の明瞭な信仰につながります。
 私たちも人生の中で色々な危機に遭遇しますが、度毎にイエスに対する信仰を深めていきましょう。

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