2020/1/12 コロサイ人の手紙1:13~17 御子の支配に


・暗やみの圧政
 「暗闇の圧政」とは、罪と死とサタンによる支配です。アダム以来、すべての人間はその圧政の下にあります。「私はほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか」とは、その下にある悲惨な人間の叫びです。

・御子の支配に
「愛する御子のご支配の中に移して」とあります。御子とはキリストのことですが、その支配は生命と愛と恵による支配です。ただ支配というだけではなく、神の国にいれてくださったという意味です。
 神の民に対して、なお肉を通して罪とサタンの攻撃がありますが、絶えず御子の血による赦しが与えられて、彼らは神の民としてふさわしい人柄に変えられていきます。

・御子の卓越性
 御子の支配にとどまり続けるためには、御子の卓越性について知ることが大切です。
 第1に御子は「神のかたち」であることです。父の神と同じ神であるということです。第2には「造られたすべてのものより先に生まれた方」ということです。その意味は被造物すべてに対する支配権と代表権を持つということです。このような御子による支配は絶対です。
 
 そこで、神の民に必要なことは御子の力と支配の盤石さを信じて、どのような試練の中でも、そこにとどまることです。そうすればやがて、御子の愛の支配の中にあることを身をもって知ることになります。