2019/12/8 ルカ1:39~55 マリヤの賛歌


・マリヤの賛歌
 「わが魂は主をあがめ、わが霊は…神を喜びたたえます」。マリヤは、心の奥底から湧き上がるような賛美をしています。感情や一時的な喜びは、すぐに失われてしまいます。しかし魂と霊による賛美は、人間を奥深くから揺り動かし、変えていきます。これこそ私たちに必要な賛美であり、歌です。

・主は「私に」目を留めて
 マリヤの賛美の源泉は「主は…卑しいはしために目を留めてくださった」「力ある方が私に大きなことをしてくださった」ということです。実際にマリヤは地方の町の貧しい家の娘で、人々に仕えるはしためとして生きていました。また神の前において人間がいかに小さく罪深い存在であるかもしらされていました。その自分が、神様によって顧みられて、救いに入れられたこと、さらには新しい人として造り変えられたことを覚えているのです。

・主を恐れかしこむ者に
 マリヤの賛歌はただ、マリヤだけにとどまるものではありません。「そのあわれみは、主を恐れかしこむ者に、代々に渡っておよぶ」と証ししています。
 私たちも「主を恐れる者」として、マリヤと同じ顧みと救いを受けています。この霊的真実を覚えて、今年のクリスマスにおいて、マリヤと共に魂と霊による賛美をささげましょう。