2019/2/10 使徒20:32 みことばと教会


・恵みのみことば
 ミレトの告別説教において、パウロは「あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます」と語っています。教会の主は、人間ではなく神ご自身です。神は人間の権威や知恵ではなく、ご自身の権威と知恵をみことばをとおして教会に与えています。また「恵みのみことば」とあるように、教会リーダーは律法とは全く異なった福音としてのみことば理解を深める必要があります。

・みことばと教会
 「みことばは、あなたがたを育成し」とあります。育成とは、徳を建て上げることで、神の民として養い育て上げるということです。またみことばは、個人だけではなく、教会を立て上げる礎であり土台であり、設計図であり、力です。みことばによって、一致して、愛を持って、献身をもって、知恵をもって建て上げる時、教会は盤石となります。

・みことばと御国
 「聖なるもの御国を継がせる」とあります。みことばは人を世から区別して、神の民とする霊の力です。また地上の幸いだけではなく、神の国を相続として与える手段であると明言します。見た目はちっぽけな言葉に過ぎませんが、ここに新しい生命が宿されていて、その生命は神の国の生命であることを示しています。
 ある神学者はキリスト教は「The Bookの宗教」と明快に語っています。私たちもThe Bookに心をしっかりと傾けて、自分と教会の育成の要として学び、用いていきましょう。