2018/11/11 子ども合同礼拝 士師記7:1~26 ギデオンと300人


■ミデヤンとアマレクと東の民族
 カナンの地に定住したイスラエル人は、しばしば偶像崇拝をしたので、主なる神は罰として異民族の圧政に委ねました。ミデヤン人もそのような異民族の一つでした。彼らはラクダに乗って大勢で来襲し、さらにアマレクと東の諸民族が加わりました。その数は約13万5千人でした。
■ギデオンと300
 イスラエル人が叫び求めたときに神は救い手ギデオンを奮い立たせました。ギデオンがイスラエルの諸族を呼び集めたときに32千人が終結しました。その人数でもミデヤンに立ち向かうことはできないのですが,神は「多すぎる」と語り、「恐れおののく者」22千人は立ち去りました。残ったのはたった1万人でしたが、神は「まだ多すぎる」ということで、さらに民を選別します。
 水場に導き「犬のように水を飲んだ者」あるいは「ひざをついて飲んだ者」は除外されました。ただ「口に手を当てて水を飲んだ者たち」300人だけが選ばれました。彼らは困難を意識しながらも信仰によって主なる神とギデオンに従った者たちです。
 神は大勢の軍勢に対して,ごく少数の信仰の勇者によって勝利を獲得する方なのです。
■勝利
 彼らはギデオンの指図に忠実かつ即座に従って夜襲をかけます。しかも彼らの武器は「角笛と壺と松明」だけでした。角笛を吹き鳴らし、壺を割って松明を輝かせ,「主の剣、ギデオンの剣」と一斉に叫んだとき、ミデヤン軍は同士打ちをし、やがて敗走したのです。彼らは烏合の衆にすぎなかったのです。