2018/7/29 使徒の働き13:13~51 異邦人の光


・第一次伝道旅行後半…小アジア
 パウロの一行はキプロス島の次に小アジアに向かいました。彼らはまずユダヤ人の諸会堂で福音を語りました。途中、マルコは一行から離れてエルサレムに帰りますが、異邦人の世界深く入っていくことに抵抗があったようです。

・パウロの福音宣教
 パウロはある会堂で福音を語りますが、それは次のような内容です。モーセ以来の神の民の歴史。ダビデの時代に救いの約束が与えられ、その預言に従って救い主イエスが到来したこと。イエスは律法では不可能であった罪の赦しを実現し「信じる者はみな、この方によって、解放される。つまり信仰義認を明確に語っています。
・異邦人の光
 この福音に対して、ユダヤ人の多くは強く反発し、拒絶します。彼らは律法を否定する福音にどうしても同調できなかったのです。それに対して多くの異邦人は喜んで受け入れました。そこでパウロは「私たちはこれからは異邦人のほうに向かいます」と宣言し、また旧約預言を引用します。すなわち「わたしはあなたを立てて、異邦人の光とした」。
 父の神は、御子を犠牲とし、御民ユダヤ人を犠牲にして、福音を異邦人にもたらすというご自身の意志を明確にされたのです。
 私たち日本人は異邦人中の異邦人ですが、神の愛と福音宣教の矛先が、私たちの国に向けられていることがよく分かります。