2018/7/8 使徒の働き12:1~17 アンテオケ教会


・アンテオケの町
 アンテオケはエルサレムから北600キロにあるローマ帝国第3の都市でした。弟子たちは、迫害の中、このところまで福音を語りながら逃げのびています。
 はじめ福音はユダヤ人と改宗者だけにしか語られていませんでしたが、この町ではギリシャ人にも福音が語られ始めました。彼らはユダヤとは全く異なるもハイレベルの文化を持つ人々でした。その人々も福音を聞き、改心するようになったのでした。

・アンテオケ教会
 このようにして、アンテオケ教会は、様々な民族的背景を持つ人々が集う教会でした。福音は「ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも…救いを得させる力」が目に見える形で現れたのです。福音の性質が、より明瞭になったと言えます。バルナバはタルソにサウロを捜しに行き、彼をこの教会の教師にします。

・キリスト者
 「弟子たちは、アンテオケで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった」とあります。それぞれの民族を超えて、キリスト者(キリストに属する者)として教会に集い、行動する人々の姿が、明瞭になっていたのです。
 私たちは現代日本で教会形成をしていますが、それぞれの民族や背景を超えて、キリストにあって一致する教会を作るように召されています。