2018/7/1 使徒の働き10章 百人隊長コルネリオの改心


・百人隊長コルネリオ
 コルネリオはイタリア隊の百人隊長でした。一般的には、ローマ人はユダヤ人保守層に毛嫌いされ、汚れた民、冒涜者とされていました。しかし彼は、ユダヤの神を信仰し、祈りと施しをする敬虔な人物でした。
 ある日、彼に御使いが現れて「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています」と語ります。彼は異邦人でしたが、神に愛され覚えられていたのです。

・ペテロの夢
 その頃、ペテロは夢を見ています。不思議な夢でしたが、夢の中で神は明確に語られます。「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない」と。また同時に、コルネリオの使いが彼を訪ねてきた時に、神は「ためらわずに、彼らといっしょに行きなさい」と促します。それでペテロは神が異邦人を受け入れてくださっていることを知るようになります。

・コルネリオの改心
 ペテロがコルネリオの家を訪れたときに、彼と家族の者たちは福音を聞いて改心する準備ができていました。彼らが改心したときに、聖霊がくだり、明確に神に受け入れられ、神の民に加えられたことが分かりました。
 異邦人の改心、教会の成長のためには、異邦人自身だけではなく、教会側の‘改心’も必要となるのです。