2018/6/17 父の日招待礼拝 父ノアと歴史 創世記6:9~12


・父ノアと歴史
 ノアは神に祝福された典型的な父親でした。彼は罪の反乱と暴虐の時代に彼独自の歩みをなし、その子孫に大きな影響を与えました。「ノアの歴史」とありますが、「歴史」という言葉は「生む」という意味です。父ノアは母とは異なった意味で子どもたちを生み、時代を生み出していったのです。

・「正しい」という歴史
 「ノアは正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった」とあります。「正しい」とは真っ直ぐなということです。彼は神の道から外れ、曲がりくねった時代にあって、唯一の「正しい」を造り、歩んだと言うことです。世という強大な流れに逆らって、「正しさ」を貫くことは困難がともないますが、日々、神に従う中で、その生涯が一本の真っ直ぐな「正しい」道となったのです。そして神の裁きの時に、彼が造った小道を歩んだ家族だけが救われたのです。

・現代…父の歴史
 現代も、世の力と罪が氾濫している時代です。この流れの中で、独自の「正しい」道を造り出し、生み出していくことには、困難がともないます。しかし、それがちいさなものであったとしても、子どもたちに受け継がれ、結局は、子どもたちのために救いの道を備える結果となるのです。