2015/12/20 クリスマス礼拝 マリヤの讃歌 ルカ1:46~55



マリヤの讃歌
 マリヤの讃歌は魂と霊の賛美です。人は表面的に喜ぶことがあっても、魂と霊という奥底から賛美、喜び讃えると言うことはありません。マリヤが霊から賛美するのは、マリヤが受けた恵みの本質は霊的だからです。霊的な賛美は深く、永続し、すべての時代に、すべての世界に響き渡ります。

・卑しいはしために目を留め
 マリヤの賛美は、神が「卑しいはしために目を留めてくださった」という信仰から起こっています。神は崇高者で人間から隔絶した方です。その方が、「卑しい」「私に」を留めて奇跡をなしてくださったのです。「目を留める」とは好意を持ち、選び、深い契約関係に入ることを意味します。具体的には聖霊によって神の子を宿したと言うことです。この個人的な体験についての確信が彼女をして賛美に向かわせています。

・私にも
 私たちはマリヤとは異なり、肉体的にキリストを宿すと言うことはありません。しかし、御言葉により、聖霊を通してキリストを宿すという点では、同じ祝福にあずかっています。
 そのことも、神が「私に」「目を留めてくださった」ため、「私」に対する「深い憐れみ」によります。この霊的な事実をしっかりと受け止め、私たちもマリヤと共に、魂と霊による賛美に導かれましょう。