2015/5/3 ゼカリヤ14章 安住の地



・「主が来られる」
「その日、主の足は…」と主なる神が地上へ来られることが預言されています。神は唯我独尊で天に留まっている方ではなく、地上に介入される方です。そして神は審判者としてまた神の民を救うために必ず来臨するのです。その時に、すでに眠っていた聖徒たちも共に現れ、地上に残った民と共に、新しいエルサレムつまり神の国に入れられます。

・夕暮れ時に光
 神の国では「光も、寒さも、霜もなく」「昼も夜なく」とあります。地上の暑さ寒さだけでは無く、一切の苦しみと困難が過ぎ去って無くなったことを意味します。ただ「夕暮れ時に、光」とありますが、この「光」は神の光です。神の光だけが人に平安を与え永遠に生かすのです。

・永遠の湧き水
 「エルサレムから湧き水が流れ出て」とあります。この湧き水は神ご自身から流れ出る生命の水です。これによって民も潤され永遠の生命を得ます。
 これらの預言は,すでに主イエスにおいて霊的に実現しています。そして、「終わりの日」に公に実現します。

・安住の地
 私たちには地上の住まいがありますが、それらは必ず廃り,過ぎ去るもので、また苦難もあります。私たちにとって、ただ神の国だけが安住の地です。そこで地上の生活の中でも、祈りの中で霊的安住を覚えつつ、未来の公然とした安住の地への希望を育むのです。