2015/1/18 ヨハネ福音書11:47~57 イエス殺害計画



・ユダヤ議会
 主イエスが多くの奇跡をなし、信者が増えてきたとき、パリサイ人と祭司長らは対策を練るためにユダヤ議会を招集します。彼らの焦りは、イエスが中心となって独立運動が起こり、ローマ帝国の介入を招くことでした。彼らはイエスが神の子かどうかよりも、「土地と民族」を守ることを優先していました。

・イエス殺害計画
 この時に、大祭司カヤパは発言します。「ひとりの人が民の代わりに死んで、国民全体が滅びないほうが、あなたがたにとって得策だ」と。この悪の提案に対して全員が一致して、イエス殺害計画が明確になります。しかし、悪が優位を占めていくのではなく、神が介在しており、悪の知恵と意志と力をこえて、神の知恵を意志と力が、実現していくのです。

・一つに集めるため
散らされている神の子たちを一つに集めるためにも死のうとしておられること 」とあります。神はイエスの死によって、神信仰を、ユダヤの枠を超えて、全世界に広げようとしていたと言うことです。旧来のユダヤ人の信仰は、エルサレムの神殿、ユダヤ民族という土地と血に限定されていました。しかしイエスの死によって、霊的礼拝が実現し、全世界の神の子たちも公然と礼拝することが可能となったのです。
 「神の子たちが1つに集められ」とありますが、現代の日本にいる私たちも、1つの神、1人のキリスト、一つの霊によって礼拝することが可能となっています。