2014/4/13 ルカ22:39~46 ゲッセマネの祈り



・ゲッセマネの祈り
 十字架前夜、主イエスは弟子たちと共にオリーブ山のゲッセマネの園で祈りの時を持ちました。そこは静かな場所でしたが、主イエスにとっては霊的な激戦地となり霊の「空間が歪む」ほどの激しさでした。

・杯を取りのけて
 主イエスの初めの祈りは「この杯をわたしから取りのけてください」でした。主イエスは人間となり肉の弱さを持っていたので、「わたしの願い」として、どうしても十字架の苦しみは避けたかったのです。しかし、父の神のみこころは変わず、わたしの願いは厳として拒絶されたのです。

・わたしの願いではなく
 しかし、主イエスの祈りの基本姿勢は「わたしの願いではなく、みこころのとおりに でした。このためについにはご自分を徹底的にへりくだらせて父の御心に従う決意をしたのです。それは屈辱であり、苦難の道でしたが、父の御心に従う決意をしたときに、新たな力と展望に満たされました。

・私たちの恵みの御座
 ゲッセマネの祈りは、私たち信仰者の祈りの助けと模範のためと言えます。ヘブル4:15「大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」とありますが、私たちも試練の中で誘惑に陥らないように祈りの座に着くべきです。そこはもはや孤独や苦難に満ちた場ではなく、主イエスの助けと励ましと導きの座となっているからです。