2011/10/30 ローマ10:14~21 福音と宣教

・救いの伝達ルート
 神はイエス・キリストを通して救いを成就されました。その救いの伝達手段はただ福音宣教のみです。山上や荒野で、一人で黙想して救いに至るということも、カリスマ的人間の言葉と霊力によって救われるということもありません。救いの伝達ルートは派遣、宣教、傾聴、信仰のみです。

・派遣と宣教
 まず神によって派遣される事が重要です。旧約の預言者たちにしろ、使徒たちにしろ、神の救いをもたらす者たちは、神によって御言葉を委ねられて派遣されています。彼らもその召命に対して自発的に応答しています。そこで救いのルートの第1歩が始まります。派遣された者たちは神から委ねられた福音のみを宣教します。それは彼らの言葉であってはなりません。また神によって派遣されたものとして継続と忍耐と鍛錬が要求されます。人間は罪ある者/欠点だらけの者ですが、神は人間を宣教者とすることをよしとしておられます

・礼拝と立派(美しさ)
 救いの伝達は、第1に教会の礼拝において実現します。牧師は召命に応えて福音を語ります。牧師は人間的に見れば欠けだらけの存在ですが、神によって「立派」とされています。福音が語られているところには神の国が到来しており、聖霊は神の国の門を個々人の心に開きます。
 
 「信仰は聞くことから始まり」とあり「聞くことはいけにえにまさる」とあります。そこに信仰が起こり、祈りと賛美と献身と奉仕が生まれ、キリストの体が立派に出現します。

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