2022/4/3 ルカ福音書18:28~30

・ペテロの言葉
「私たちは自分の家を捨てて従ってまいりました」。主イエスが富める役人に語った言葉を聞いて、ペテロは、自分たちが家を捨てて主イエスに従っていることをアピールしています。彼らは赤貧の漁師たちだったので、それが比較的容易だったのです。後に富める者たち、高位の者たちも弟子集団に加わりますが、彼らの場合も「自分の家を捨てて」は弟子の条件としました。

・神の国の法則…捨てる
 ペテロの言葉に対して主イエスはさらに「捨てる」ことの大切さについて畳み掛けて語られます。
「神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子どもを捨てた者…」と財産と家だけではなく、身近な人間関係にもメスを入れています。実際に誰もが、家族などとの身近な人間関係を心の支えとし、生きがいとしています。しかし地上の一切の関係よりも神の国がより優れた価値として、優先されることが大切なのです。

・神の国の法則…受ける
「この世にあってその幾倍かを受けない者はなく、後の世で永遠のいのちを…」。地上のものを「捨てる」ことによって、神の国の祝福がもたらされるという約束です。それは地上の祝福にも及び、かえって捨てたものの「幾倍かを受け」るのです。さらに後の世の永遠のいのちの獲得も約束されています。
 世に断捨離ということが言われますが、何よりも神の国中心に一切の断捨離をし、それでもってより多くの祝福を獲得いたしましょう。
 

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