2022/3/06 ルカ福音書18:1~8 失望せずに祈る

 ・失望せずに祈る
 主イエスは弟子たちの基本姿勢として「いつでも祈るべきであり」と教えています。祈りは創世記以来、堕落した人間が神との接点をもつ唯一の手段でした。また信仰者たちが具体的に神の臨在と恵みを信じて生活する姿です。また「失望してはならない」とありますが、失望感に打ち勝って祈り続けることで、信仰が純化され、実際に神が、祈りにこたえてくださるからです。

・尊大な裁判官とやもめ
 主イエスは絶えず祈ることの大切さを悟らせるために尊大な裁判官とやもめの話をします。その裁判官は「神を恐れず、人を人とも思わない裁判官」だとしても、やもめが繰り返し訴え続けるなら、根負けして訴えを取り上げるというのです。絶え間ない訴えには、だれでも腰を上げることになるのです。

・まして神は
「まして神は、夜昼神を呼び求めている選民のために…」とあります。 確かに旧約聖書以来、神の民は困難に直面してきました。詩篇にはその時の切なる祈りが記録されています。そして神は、たしかに選民の祈りのとおりに救い主を遣わしてくださいました。それは現在も、未来も、全く同じです。  
 私たちも色々な困難に直面していますが、そのときこそ失望せずに祈ることが大切です。神は速やかに祈りに答えてくださり、またキリストの再臨で、さらに大きな救いを与えてくださいます。

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