2021/12/12 マタイ福音書1:1,1825 処女降誕とインマヌエル

 ・キリストの系図
 「アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリストの系図 。」
 マタイ福音書では、キリストは神の恵みの契約のとおりに到来したことを系図を通して示します。しかも系図の中にはタマル、ラハブ、ルツ、ウリヤの妻というふうに異邦人また曰くあリの女性たちの名前が含まれています。これらによって、神の恵みは、人間の思いや常識を超えた形で実現したことを明らかにしています。

・処女降誕
 「母マリヤは…聖霊によって身重になった」とあります。聖霊は三位一体の第三格の神ご自身です。マリヤに起こったことは、旧約聖書が待望する救い主キリストの懐胎でした。しかし夫ヨセフは不可解に思ってつまずき、彼女との離縁を心で決めました。

・インマヌエル
 しかしなおヨセフが「思い巡らしていた」とあります。マリヤに起こったことを恵みと全能の神の御前で深く考えたのです。そのときに「主の使いが夢に現われて」真実を告げられ、結局、彼はマリヤを娶ることになったのです。
 「その名はインマヌエル(With-us-God)」とあります。名は体を表すと言われる通り、彼はマリヤとともにインマヌエルを受け入れる事となり、そればかりではなく民すべてのために救いの扉を開く役割を果たしたのです。

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