2021/8/8 ルカ福音書12:41~48 忠実な思慮深い管理人

・忠実な思慮深い管理人
 主イエスは忠実な思慮深い管理人のたとえを通して、教会のリーダーたちの信仰姿勢について語っています。「忠実な」とは、主人が不在の間も主人の思いと利益を優先して、家のしもべたちをよく管理し、特に恵み深い主人の思いに従って、しもべたちに「食事時には彼らに食べ物を与える」のです。主イエスの家である教会の場合、食べ物とは何より神の言葉です。

・主人が帰ってきたとき
 「主人が帰ってきたとき」、忠実で思慮深い管理人は、幸いと祝福を受け、それに対して、不忠実で愚かな管理人は厳しい裁きにあいます。ちょどそのように、主イエス再臨のときに、神の家でも同じことが起こります。神の家の管理人とは、使徒、伝道者、牧師、教師、また監督、長老、執事など、責任ある立場の者たちです。

・賜物と奉仕でも深い管理者
 最後に「多く与えられた者は多く求められ、多く任された者は多く要求されます」とあります。ここで主イエス再臨のときに審判を受けるのは、賜物と責任を委ねられているすべてのキリスト者とされています。
 私たちは、それぞれ賜物を受け、何らかの責任を委ねられている者たちです。それらを忠実さと思慮深さを持って、十二分に用いていく必要があるのです。
 主イエスの再臨は確実にあるのです。その時を期待しながら、力を尽くし、思いを尽くして、精神を尽くして、神の家で、共に仕えていくようにいたしましょう。
 

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