2021/6/27 ルカ福音書12:4~7 人間ではなく 神を恐れる

 ・人間たちを恐れるな
 主イエスは弟子たちを「友」と呼び、主イエスの宣教の後継者、新しい民の形成者として、信仰生活の基本を示しています。その第1は、「人間たちを恐れてはいけません」です。実際に人間たちは「からだを殺しても、あとはそれ以上何もできない」存在だからです。また人間を恐れると罠にかかり、神に対する反逆と様々な罪の原因となります。

・神を恐れる
 「殺したあとで、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい」とあります。神のことですが、神は第1に地上の生殺与奪の権を持ち、さらに死後に第二の死、永遠の滅びであるゲヘナに投げ込む権も同時に持つ方であることを示しています。だから人間を恐れずに、神こそ恐れるべき方であることを教えています。

・憐れみと愛の神
 また雀の例を通して、神が憐れみと愛の存在者であることを示しています。「五羽の雀は二アサリオン」とは、雀一羽が、この世では極めて小さな存在であることを示しますが「…神の御前には忘れられてはいません」と。「あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者」と語っています。
 私たちは人間を恐れて、信仰生活を台無しにしがちな存在です。そこで、私たちは主イエスの言葉を通して、霊の世界に目を開き、神を恐れ、また神のあわれみと愛の中に生きるという信仰の基本を徹底させていきましょう。

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