2020/12/13 イザヤ7:1~14  処女降誕とインマヌエル

 ・アーメン or ノー
 南ユダ王国のアハズ王と民衆は、敵国侵略情報に怯えて大きく心が動揺しました。預言者イザヤは、彼らに対して主なる神に立ち返って信頼するように勧めました。「もし、あなたがたが信じなければ、長く立つことはできない」とあります。「信じる」もアーメン、「立つ」もアーメンという言葉で、信仰と不信仰が人生を大きく分けることを訴えています。

・処女降誕とインマヌエル
 アハズ王は拒絶するのですが、イザヤは後の民のために処女降誕とインマヌエルの預言を語ります。「処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける」。この預言はアブラハム預言、ダビデ預言に基づくもので、「男の子」は神が人となったキリストのことです。 彼はダビデの王国を確立し、罪と死をも支配する永遠の王となります。それゆえ諸国民にとっても希望と救いとなります。

・クリスマスの奇跡とアーメン
 処女降誕とインマヌエルの奇跡はこのときから約700年後にマリヤとイエスによって実現します。そして、明らかにされたのは、あえて女から生まれた神の子のへりくだりと愛の熱心さです。
 そして私たちの場合も、彼が私たちのインマヌエルとなるためには信仰が必要とされます。そして私たちが立つのも倒れるのも、彼をアーメンと告白するか否かによるのです。

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